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CTOのブログ(5)~ 土とコバエ ~

こんにちは! ラテラCTOの荒磯恒久です。

測物は育てたいが、虫が出てくることを考えると二の足を踏む。こういう人が私の身近にも多い。鉢やプランターから出てくる虫の代表格はコバエ。今日は土とコバエについてのお話し。

体長2~5mmの小さな体を武器に、網戸さえもくぐり抜けて部屋に侵入する。成虫の寿命は1~2か月。家具や天井の隅に隠れて生き延びる。しかし、これで済めばさして害はない。厄介なのは卵を産むことだ。産卵場所は台所の生ごみ、そして植物の鉢(※)。幼虫の餌になる有機物が満載なのだ。

コバエの一つ、ショウジョウバエの卵は1日で孵化して幼虫になる。幼虫は周囲にある有機物を食べて4日ほどで蛹(さなぎ)になる。その4日後、成虫になって飛び出す。既にその時点で卵を産む能力を備えている。産卵から成虫になるまで10日かからないというスピードだ。鉢で繁殖することは容易である。実はこの世代交代の速さが買われて、ショウジョウバエは遺伝学研究の材料に使われ学問発展に多大な貢献をしているのだが、それは別の話し。

親コバエが1度に産む卵の数は数十個である。少なく見積もって10日で20匹のコバエが生まれ、その半分がメスで卵を産むとすれば、その卵が10日で成虫200匹になり、1か月を待たず1000匹に増える能力をコバエは持っているのだ。ネズミ算ならぬコバエ算である。(これはコバエにとって理想的な環境下でのことで、実際には様々な制約がありこうはならない。)

観葉植物や多肉植物を買ってきたら、有機物を含まない無菌人工土壌(クリスタルグレイン)に植え替えていただくと鉢から出るコバエの心配は激減する。植え替えのときは根を傷めないように、水洗いはサッとすることがコツ。このとき稀に不運にも根に蛹が付いていたら、その分だけ成虫になる可能性はある。しかし再び鉢で繁殖することはない。

※出典:https://gaichu-kujo110.com/report/2217/

コバエのイラスト:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:202003_Model_animal_fruitfly.svg

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