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CTOのつれづれブログ ~Q&A 普通の土は無菌土壌にならないの?~

こんにちは、ラテラCTOの荒磯恒久です。

Q&Aシリーズの第6回目です。

Q6. 普通の土は無菌土壌にならないの?

普通の土を殺菌すれば無菌土壌になるのではないか? という質問もあるでしょう。

確かに殺菌した直後は無菌です。でも時間が経つにつれて、浮遊菌や他の土と接触することで菌やカビが繁殖してきます。なぜでしょう?

自然の土壌には水を保持し、同時に水はけを良くして空気も通れるようにする団粒構造(粒々の構造)があります。粘土や砂とは異なります。

この団粒構造を作るのには粘り気のある有機物が必要なのです。土から有機物を取り除くと、土の機能を失うのです。では砂を使えば良いのでは、とも思えます。しかし、砂のような普通の石からできた粒では肥料を保持できず、保水性も低いのです。土壌はとても機能的にできた優れものですが、地球の長い歴史の中で細菌や虫が住み着くようになって出来てきたのです。殺菌しても有機物は残りますから、外部から侵入してきた菌は増殖できます。コバエが卵を産み幼虫が孵化すると、幼虫は土に含まれる有機物を餌にして生長しやがて成虫になって飛び出していきます。ですから普通の土から無菌土壌を作ることは出来ません。

上の図は自然の土から土壌団粒構造ができる一例です。ミミズが土ごと有機物を食べた後に小さな粒々(フン)がたくさんできます。これによって植物が生育するためにとても良い土壌を作っているのです。

ミミズが土から栄養を取ることができるのは、動植物の死骸を細菌類などの微生物が分解して有機物分子にするからです。この例からも分かるように、自然界は動物、植物、微生物が混然一体となった生態系を作っているのです。

ラテラの作る無菌土壌(クリスタルグレイン)は、室内で人間が衛生的に植物と触れ合うための小さな自然界を作ります。この小さな自然界で人々が他の生物を理解し合い、やがて大きな自然界に溶け込むこと、これがラテラの理想です。

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